A社は電設工事を営む、従業員4名という小さな会社です。経理担当者にパソコンの知識がなく、また身近に相談できる相手もいなかったため、長年手書き処理を続けていました。当時の会計事務所から「パソコンを導入した方が効率的です」と薦められたこともあって、数年前に弥生会計を導入。自力で何とかインストールはしたものの、その後が思うようにならず、結局何も業務は改善されずじまい。ただ、「何とかしたい」という気持ちはお持ちだったようです。
転機は、荒川会計とのご縁ができたことでした。人づてに荒川会計に弥生インストラクターが多数揃っており、操作方法を丁寧かつ分かりやすく指導してもらえると教えてもらったのがきっかけでした。お話を伺っているなかで、弥生インストラクターが判断したのは「初期設定さえクリアしてあげれば、入力については問題ない」ということ。実際に、設定を代行した後、順次操作指導を行っているうちにコツを掴んだ様子でした。
「使い始めてみて、こんなにも処理が楽になるのかと驚くばかりの毎日です。過去の数字や以前の仕訳方法もすぐに探せますし、決算時の集計も自動的に計算できるので処理時間は大幅に短縮できるようになりました」と経理担当者はいう。
「今は中間決算までですが、次は月次決算に挑んでみたいですね」。笑顔で語ったその表情には、弥生会計があれば安心という自信がみなぎっていました。
B社は鞄の企画・製造・小売などを営んでいます。首都圏を中心に直営店のほか、大手百貨店や全国有名専門店などにも出店。年商も、今では数十億規模を誇っています。「以前は、売り上げもそれほどでなく会計も手書き処理で間に合っていたのですが、経営者交代に伴い拠点拡大を積極的に進めたこともあって、従業員が急激に増え出し、同時に会計の業務も大変になってきたので、12年前にパソコン処理に踏み切ったんです」と会計・給与担当者は当時の状況を語ってくれました。
B社が導入したのは、弥生会計と弥生給与。以来、弥生会計で納品書や請求書などの伝票の一括処理や支払い、経営状況の管理、各支店のデイリーな売上管理などを行い、弥生給与で正社員やパートさんの給与を計算しています。「当社は本支店会計なんですが、弥生会計だと本支店間のデータのやりとりや複雑な計算もスムーズに処理してくれるので助かっています。また、パートさんの給与体系は時間帯で大きく変わってくることもあって苦労の種だったものの、かなり楽になりました」と会計・給与担当者の表情は明るい。
「できれば弥生インストラクターに今後も指導してもらい、機能を極めつくしたいですね」。多忙な業務を少しでも軽減し、同時により正確でスピーディーな処理を実現するためにも、「まだまだできることはある」というのが会計・給与担当者のお考えのようです。