税務に関するQ&A

自営業者として12年。そろそろ、老後のことが気になってきました。国民年金には加入していますが受給額も少ないので他によい方法があれば教えてください。(武蔵野市・Rさん)

民間の個人年金制度もありますが、「独立行政法人中小企業基盤整備機構」が運営している「小規模企業共済」を紹介します。 この制度は事業主の退職金制度といわれるもので、制度に加入できるのは小規模企業(常時使用する従業員数が商業・サービス業の場合5人以下、製造業その他で20人以下の企業)の個人事業主か法人の役員です。毎月千円から7万円の間で掛金を積立て、共済金は一時金での受取の他、分割受取も可能です。 この制度の一番のメリットは掛金全額を課税所得から控除でき節税になる点です例えば、課税所得金額が400万円の方が月額3万円、年間36万円の掛金を掛けると10万9500円の税金が安くなります。(※1) 共済金を受け取るとき(共済事由)は、廃業した場合、任意解約した場合などケースにより受取金額に違いがあります。

現在の運用利率はかつてほどではありませんが、税金面まで考慮に入れると小規模共済の利用は十分検討に値するのではないでしょうか。

※1 中小企業基盤整備機構HPよりhttp://www.smrj.go.jp/skyosai/qa/tax/000348.html

小規模企業共済の詳細についてはこちら(中小企業基盤整備機構)

http://www.smrj.go.jp/skyosai/index.html

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